研究課題
若手研究
細胞内部でギチギチに混み合った高分子の掻き混ぜを①引き起こす力とは何なのか、また②その力がどのように細胞の流動性を引き起こしているのかについて具体的なことはいまだにわかっていない。申請者が以前に行った計測でも、プローブとして用いた粒子は混み合った高分子よりは十分に大きい(~1μm)。そのためプローブには試料の揺らぎが平均されたものが反映されていた。本研究では一分子の運動を検出することで、混み合いの構成要素サイズスケールで①引き起こす力とは何なのか、またその力が②どのように細胞の流動性を引き起こしているのかについて直接的に実験結果を用いて議論が可能になると期待される。