研究課題
若手研究
停留精巣は精巣が陰嚢に収容されない先天疾患であり、原因として精巣導帯や鼡径管の形成異常が以前から想定されている。しかし、精巣導帯や鼡径管の形成過程自体が断片的にしか理解されておらず、これらの形成異常と停留精巣との因果関係を具体的に考察できない現状にある。そこで本研究では、応募者が得意とする高精度3D構造解析により、精巣導帯と鼡径管を含む腹壁形成の全過程を解明したうえで、停留精巣モデル動物において本症の原因となる形成異常を特定することを目的とする。