脳弓下器官に発現する新規体液ナトリウムイオンセンサー候補分子の機能解析

• 研究課題/領域番号: 24K18355
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分48010:解剖学関連
• 研究機関: 金城学院大学
• 研究代表者: 星川 真理子 金城学院大学, 薬学部, 助教 (30898060)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 脳弓下器官 / 体液恒常性

研究開始時の研究の概要

脳弓下器官（SFO）は、体液（血清と脳脊髄液）Na+濃度を監視し、水分・塩分摂取行動を制御することで体液恒常性維持に関与している。我々は、チャネルXが、常時開放型Na+チャネルであり、SFOのニューロンに発現していることを見出した。また、長時間絶水で体液Na+濃度が上昇したチャネルX欠損マウスのSFOの活動性は低いままで、飲水行動も減弱していた。そこで、本研究において、チャネルXがSFOにおける新規体液Na+センサーとして機能していることを、免疫組織化学染色、SFO分散培養細胞のNa+イメージング、SFO選択的チャネルX欠損やチャネルXニューロン活性操作マウスを用いた行動解析により証明する。