新しい身体冷却法による褐色脂肪の活性化は、生活習慣病の予防策となるか？

• 研究課題/領域番号: 24K18364
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分48020:生理学関連
• 研究機関: 福岡大学
• 研究代表者: 田中 璃己 福岡大学, スポーツ科学部, 助教 (10982332)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 褐色脂肪 / 寒冷 / AVA血管 / 生活習慣病

研究開始時の研究の概要

褐色脂肪組織(BAT)は糖や脂質などを利用して熱産生する脂肪組織で、BAT活性が高い人は様々な生活習慣病の発症リスクが低いことが報告されている。また、BATは夏季と比べて冬季に活性が高くなることからわかるように、寒冷刺激により活性化される。しかし、生活習慣病予防の目的で寒冷環境に長期間滞在することは現実的ではない。
スポーツ現場は、手のひらなどにある動静脈吻合(AVA血管)を冷却することで、効率的に深部体温を下げることができると報告されている。そこで本研究では、AVA血管の冷却により、従来の寒冷環境への滞在よりも短時間で簡単にBATを活性化できるか明らかにする。