研究課題
若手研究
マウスは飼育環境や解析基盤が体系化されており、ヒト疾患病態解析のIn vivoモデルとして眼科領域でも頻用されるが、黄斑構造が無いため失明原因疾患として重要な黄斑関連疾患の解析に限界があった。そこで申請者らは、遺伝子改変技術により黄斑の特徴である錐体視細胞が密集する構造(Visual streak)を持つマウスを作出した。本研究では、本マウス網膜の黄斑様構造について、①視細胞や二次ニューロン・網膜血管の発達経過や、②錐体視細胞に起因する明所視などの視機能を電気生理学的・行動学的に評価し、本モデルマウスにおける各ヒト黄斑疾患への外挿性を検証する。