研究課題
若手研究
哺乳類の心筋が成体の生命活動を維持するために十分な機能を獲得する上で、新生児期は非常に重要な転換点であるが、その転換制御を担う機構については十分な理解がなされていない。申請者らのこれまでの研究から、出生後のマウス心臓では大規模な核酸代謝変化が起こっており、この核酸代謝変化は心筋増殖の停止に寄与していることが示唆された。しかしながら、なぜこのような核酸代謝変化が起こるのか、核酸代謝変化への適応が成体型心筋への転換のためにどのような生理的意義を持つのかについては未だ不明である。そこで本研究では出生後の核酸代謝変化の意義について解明すべく検討を実施する。