研究課題
若手研究
本研究では動物モデルを用いて、収縮保持性心不全におけるケトン体やケトン体産生の役割を明らかにすることを目的とする。主なケトン体産生臓器である肝臓およびケトン体消費臓器である心臓において、それぞれケトン体合成律速酵素であるHmgcs2を欠損したマウスを作成する。同マウスにそれぞれ高脂肪食とeNOS阻害薬であるL-NAMEを投与し、収縮保持性心不全を誘発した際の表現型の変化を解析する。マウスの心臓や肝臓の検体を使用し、網羅的な解析を用いて代謝酵素を含めたタンパク質の発現や代謝物質の変化について注目し、そのメカニズムを明らかにする。