研究課題
若手研究
本研究では近年NAD分解酵素として同定されたSARM1に着目し、そのNAD制御を介した炎症制御と慢性炎症を基盤とする加齢関連疾患への影響の解明を目的とする。申請者らは自然免疫研究の観点から、SARM1がNAD制御を通じて免疫応答を制御していることを見出した。またSARM1関連の遺伝子改変マウスを独自に樹立しており、研究上のアドバンテージを有する。本課題ではこれらマウスを用いて疾患モデルの作製と各種初代培養細胞を樹立し、その解析を通じてSARM1が疾患へ及ぼす影響を明らかにする。