核内因子AIREによる染色体テリトリーの再構成を介した自己免疫疾患発症抑制機構

• 研究課題/領域番号: 24K18386
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分49010:病態医化学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人理化学研究所
• 研究代表者: 宮尾 貴久 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 基礎科学特別研究員 (20986591)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 自己免疫疾患 / 胸腺上皮細胞

研究開始時の研究の概要

核内因子AIREは、胸腺髄質上皮細胞において組織特異的自己抗原の発現を誘導することで自己免疫疾患の発症を抑制している。AIREが組織特異的自己抗原遺伝子の発現を制御する機構の解明は、自己免疫疾患の発症メカニズムを理解するうえで必須であるが、未だに十分ではない。また、AIREを発現する胸腺上皮細胞の2つのサブポピュレーションでAIREが異なった機能を発揮していることが示唆されるが、それらを区別して解析した報告はない。本研究計画では、AIREによる組織特異的自己抗原の発現制御機構の解明を、胸腺上皮細胞の細胞サブセットごとに区別し、染色体テリトリーの再構成に着目し、解明する。