研究課題
若手研究
性腺ホルモン刺激ホルモン放出ホルモン(LHRH)負荷によりGH奇異反応を示す先端巨大症の病因となる下垂体腫瘍において、LH・FSHを分泌するGonadotrophへの分化を制御する転写因子SF-1を発現する割合が有意に高い。従って、この腫瘍はGonadotrophに近い形質を持つ可能性がある。また、甲状腺ホルモン刺激ホルモン放出ホルモン・副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンによるGH奇異反応についてもそれぞれに対応する転写因子を発現し、異なる形質を持つ可能性がある。本研究は先端巨大症におけるGH奇異反応及び下垂体転写因子の発現により、下垂体腫瘍の形質を解明し、先端巨大症の個別化医療を目指す。