| 研究課題/領域番号 |
24K18400
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| 研究種目 |
若手研究
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| 配分区分 | 基金 |
| 審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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| 研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山本 猛雄 九州大学, 医学研究院, 助教 (50911616)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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| キーワード | 膵癌 / 腫瘍微小環境 / 腫瘍間質 / 化学療法 / 微小環境 |
| 研究開始時の研究の概要 |
切除可能膵癌や切除可能境界膵癌に対する術前化学療法が、近年標準治療になりつつある。化学療法後の膵癌組織における治療効果判定はEvans分類などが用いられることが多いが、正確な治療効果判定が困難であり、膵切除後の患者予後を正確に反映した組織評価法は確立されていないのが現状である。よって本研究では術前化学療法が行われた膵癌において、腫瘍微小環境における組織学的および免疫応答プロファイルに基づいて再分類することで、より正確な予後予測を可能にする因子の探索を行うとともに治療抵抗性の要因を明らかにする。さらには治療抵抗性の原因となる腫瘍微小環境の改変を目的とした新たな層別化治療戦略を目指す。
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| 研究実績の概要 |
本研究課題では、術前化学療法(neoadjuvant chemotherapy:NAC)を施行した膵癌(pancreatic ductal adenocarcinoma:PDAC)症例を対象に、腫瘍微小環境(tumor microenvironment:TME)の組織学的・免疫応答プロファイルに基づく再分類を行い、予後予測精度の向上と治療抵抗性機序の解明を目指した。さらに、治療抵抗性を規定するTMEを標的とした新規層別化治療戦略の構築も目的とする。 2024年度は、当院で切除されたPDAC症例のうち手術先行群145例とNAC群147例を対象に、TME内の腫瘍間質に焦点を当てた組織学的評価を実施した。腫瘍辺縁部の間質を、他癌種で報告されている desmoplastic reaction(DR)分類に準拠し、形態学的に immature・intermediate・mature の3群に層別化した。 解析の結果、術前化学療法の有無にかかわらずPDAC症例はDR分類により明確に3群へ層別化可能であった。線維性腫瘍間質の成熟度が低いほど無病生存期間(disease free survival:DFS)および全生存期間(overall survival:OS)が短縮し、特に immature 間質を呈する症例ではDFS・OSがいずれも有意に短縮した。 以上より、PDAC症例における腫瘍浸潤前縁のDR分類は、術前治療の有無を問わず予後層別化に有用な指標となることが示唆された。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2021年度の当初の計画通りに実験が進み結果を出すことが出来ている。
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| 今後の研究の推進方策 |
研究計画に従って進めていく。
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