細胞周期制御の破綻を招くエピゲノム修飾異常を標的とした新規がん治療法の基盤構築

• 研究課題/領域番号: 24K18486
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分50010:腫瘍生物学関連
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 大村 翼世 広島大学, 医系科学研究科(医), 研究員 (30981261)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 細胞周期 / エピジェネティクス / がん / 翻訳後修飾 / OASIS

研究開始時の研究の概要

細胞周期の制御異常は多くのがんの発症に繋がる。最近、我々は小胞体膜局在転写因子OASISが細胞周期抑制因子p21の転写因子として機能することを明らかにした。一方で、OASISのエピジェネティック修飾異常は、細胞周期制御の破綻を招き、がんの増悪に繋がる。本研究では、DNAメチル化およびタンパク質翻訳後修飾解析からOASISのがん抑制機構の破綻メカニズムを紐解くとともに、細胞周期制御の正常化を標的とする新規がん治療戦略の基盤創出を試みる。