T細胞上に発現したPD-L1の機能解析とその臨床応用の可能性

• 研究課題/領域番号: 24K18501
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分50010:腫瘍生物学関連
• 研究機関: 公益財団法人がん研究会
• 研究代表者: 狹川 玲 公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター 基礎研究部, 客員研究員 (10979587)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: PD-L1

研究開始時の研究の概要

PD-L1は免疫チェックポイント分子として研究が進み、がん細胞や抗原提示細胞における機能は詳細に明らかにされてきた。しかし、広く知られている割に診断的価値も含めその役割に関しては不明な点が多い。我々が報告してきた分泌型バリアントが存在することや、細胞傷害性T細胞においてもPD-L1が誘導されることが報告されているが、その意義や制御機構が十分に明らかとなっていない。そこで本研究では、PD-L1の未同定の機能についてより詳細に解明することを通じて、免疫防御分子の理解を深化させることを目指す。