研究課題
若手研究
脳原発腫瘍の中で最も悪性の膠芽腫は、世界標準治療を完遂しても、平均生存期間は概ね2年に満たず、それは過去20年に渡り改善がない。革新的治療が求められる。申請者らは歯髄幹細胞を世界で初めて、HSV(herpes simplex virus)/TK(thymidine kinase)-GCV(ganciclovir)自殺遺伝子療法に適応し、悪性グリオーマの抗腫瘍効果を昨今証明した。さらに、SHED自身が悪性グリオーマへ遊走する事を示した。今回、新たな治療モダリティーとして、より実際的に、患者由来グリオーマ検体の培養系及び移植マウスモデルにおける治療効果の実証を目的とする。