免疫情報学と機械学習を用いた肺がん末梢血樹状細胞活性化アジュバントの開発

• 研究課題/領域番号: 24K18589
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
• 研究機関: 順天堂大学
• 研究代表者: 星 和明 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任助教 (90882407)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2025年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: アジュバント / 樹状細胞 / 肺がん

研究開始時の研究の概要

肺がんは世界における死因第一位を占め、新たな治療法開発の基盤となる抗腫瘍免疫メカニズムの解明は重要な課題である。がんに対する免疫応答誘導には樹状細胞（DCs）の機能が欠かせない。近年、肺がん組織内の形質細胞様樹状細胞（pDCs）の未成熟や免疫機能抑制が報告されており、がん形成におけるpDCs の機能変化が報告されている。本研究では肺がん患者末梢血pDCs に発現するトール様受容体9（TLR9）に作用し、抗腫瘍免疫応答を増強する新たな免疫賦活分子の開発を目的とする。本研究を実施することで将来的には新規抗腫瘍免疫治療補助薬の開発が期待できる。