研究課題
若手研究
心的外傷後ストレス障害 (PTSD) 患者はしばしば悪夢や不眠を併発し、これらの症状は治療後も持続することがある。これは、恐怖体験が神経回路に長期的な変化をもたらし、結果として睡眠障害を引き起こすためと考えられるが、詳細は未解明である。本研究では、睡眠紡錘波を生じる視床網様核 (TRN) と、情動や覚醒に関わる視床髄板内核 (PIL) の活動との関連に注目し、恐怖による睡眠障害の神経基盤を探る。