研究課題
若手研究
従来、神経変性疾患における神経炎症は、神経変性に伴う付随的な反応と考えられてきた。本研究では、神経炎症が成熟神経細胞の細胞周期の部分的な亢進の引き金となり、L1転移の確率が上昇する環境を提供するという仮説に基づき、全く新しい病態機序解明を目指す。さらにフローサイトメーターを用いて成熟神経細胞を細胞周期ごと、およびL1転移の有無に基づいて生きたまま分取し、得られた細胞の性状解析を行う免疫学的手法は画期的なアプローチであり、全く新しい研究データが得られることが期待される。