研究課題
若手研究
早期肝癌は再発を繰り返し、進行癌へと移行していく。再発に対するサーベイランスとして、3種類の腫瘍マーカー測定と画像診断が行われているが、疾病構造の変化により非ウイルス性肝癌が増加し、早期肝癌では従来の腫瘍マーカーの有用性が低下しているのが現状である。この解決策として、簡便で侵襲が少なく精度の高いスクリーニング検査のひとつとしてリキッドバイオプシー(血漿や血清中に浮遊している癌細胞や腫瘍特異的な遺伝子変化を検出する方法)がある。我々はリキッドバイオプシーと従来の腫瘍マーカーを組み合わせた統合インデックスを考案している。本研究でこの統合インデックスの早期肝癌の早期再発発見に対する有用性を検証する。