研究課題
若手研究
本研究は造血幹細胞移植(HSCT)後の約30%に生じる移植片機能不全(PFG)に対する「造血幹細胞再輸注」の有用性を造血幹細胞分画レベルで解析し、有効とされている巨核球・赤芽球前駆細胞(MEP)分画を確定した上で、効率の良い細胞療法を提案する。本研究では凍結保存されている造血幹細胞を用いた検討とその結果を臨床的に検証し応用する。まずは、凍結保存されている造血幹細胞にMEP分画が確認できるか、その割合などを解析し検査可能かどうかを評価します。次にその成分と移植片機能不全の関係性を調べ、患者さんの造血回復に寄与できるかを評価します。