研究課題
若手研究
遺伝性痙性対麻痺は、進行性の下肢の脱力と痙性を主徴とする神経変性症候群であり、原因遺伝子座あるいは原因遺伝子が判明した順にSPG1-90 (A, B) に分類されている。2019年に我々は、UBAP1遺伝子を原因遺伝子とするSPG80を同定しているが、SPG80を含むHSPは、発症に至る分子病態機序が明らかでないことから有効な治療法は確立されていない。本研究ではその現状を踏まえ、SPG80の発症メカニズム、病態生理、治療法の解明を目指す。