研究課題
若手研究
近年、鉄の沈着は全身の種々の臓器での疾患に関連するとされ、フェロトーシス(鉄依存性細胞死)に対する研究が進んでいるが、脳卒中においては報告が皆無である。本研究では、臨床的、病理的検討を通して、脳表シデローシスの存在のもたらす脳卒中予後への影響(脳卒中再発、てんかん発症、認知障害)の解明を目的とする。本研究により、新たなバイオマーカーとして脳表シデローシスの有用性を確立し、治療ターゲットとしての可能性が見いだされれば、脳卒中の新たな治療戦略となり、てんかんや認知症診療にも分野を超えた知の協働となることが期待される。