研究課題
若手研究
腸閉塞による急性腸管虚血は死亡率が高く画像診断による治療方針の決定と迅速な介入が必要であるが,術前画像診断で腸管虚血のグレードと範囲を診断することは容易ではない.ヨード造影剤を用いたDual-Energy CT(DECT)で腸管虚血を診断できることが近年報告されているが,不可逆性の壊死,可逆性壊死(ペナンブラ),非壊死のグレーディング法やその範囲の評価法は確立されていない.本研究では超高分解能超音波Flow ImagingとDECTによるヨードマップ定量評価の技術を組みあわせ,腸管虚血のグレードと範囲を診断するアルゴリズムを構築する.