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子宮頸癌に対する頻回MRI撮像による治療・腫瘍・患者因子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 24K18760
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

大家 祐実  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (80648741)

研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード子宮頸がん / 放射線治療 / MRI / MRS / 子宮頸癌
研究開始時の研究の概要

子宮頸癌に対する放射線の標準治療は外部放射線治療(外部照射)と小線源治療(腔内照射)との併用である。高い根治性が期待される一方で、放射線抵抗性の症例や難治性の有害事象も経験する。これは患者/腫瘍因子と治療因子(放射線線量や範囲など)により規定されていると考えられている。MRI画像を治療期間中頻回に取得することで、【1】治療因子のさらなる解明:空間的(3次元的)な線量分布の評価および超早期の治療効果を判定すること、【2】患者/腫瘍因子の解明:腫瘍内の放射線治療効果の不均一性の評価や正常組織の晩期障害評価を行う。

研究実績の概要

子宮頸癌に対して放射線治療を施行する患者を対象に、治療前後のMRI評価を通じて腫瘍の微小環境を把握し、治療抵抗性の予測が可能であると考えた。
本研究では、患者から同意を得た上で、通常のMRIに加えMR Spectroscopy(MRS)の撮像を実施し、腫瘍内のin vivo代謝産物の評価を開始した。測定可能な代謝産物の中でも、①通常は正常組織で検出されず、低酸素環境下の嫌気性代謝によって出現するLactate(Lac)、②腫瘍内の壊死を反映するLipids(Lip)、③膜リン脂質代謝に関与し、腫瘍増殖とともに上昇するtotal choline(tCho)の3種に重点を置いてデータを収集した。初期の解析では、スペクトルのピークに基づき各代謝産物を定性的に評価し、さらにMRS解析ソフトであるLCModelを導入することで、定量的な代謝産物評価を可能にした。
2024年度より症例集積を開始し、現在までに5例のMRS撮像を実施している。全体傾向として、治療前のMRSでは多くの症例でLacおよびLipの上昇が観察され、tChoに関しては上昇を認める症例とそうでない症例に分かれた。今後は治療後の経過観察MRIを取得し、これらの代謝指標と治療反応性(奏効例・非奏効例)との関連性を解析することで、放射線治療に対する抵抗性の早期予測が可能となるかを検討する。これにより、治療開始早期の段階で治療方針の見直しや変更を行うことで、予後の改善に資する可能性がある。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

MRSのソフトウェアの使用、撮像方法の確立をするまでに、時間を要したため。
また、研究開始前は10例程度の症例集積を予定していたが、再度統計学的に検討すると、28例程度を目標症例数とする必要がでてきたため。

今後の研究の推進方策

今後、目標症例数まで症例を集積するとともに、まずはLC Modelを用いて各代謝産物の定量値を求める。
特に、①一般に正常組織では観察することができないが、低酸素状態となると嫌気性代謝が進み、検出されるようになるLactate (Lac)、②necrosisを反映させるLipids (Lip)、③膜リン脂質代謝に関与し、増殖中の腫瘍組織では上昇するtotal choline (tCho)の3つの代謝物のデータ収集を重点的に行っていく。
その後、治療奏功群と非奏功群で上記値の相関性があるかどうかを検討していく。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書

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公開日: 2024-04-05   更新日: 2025-12-26  

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