研究課題
若手研究
局所進行乳癌には、内胸リンパ節(IMN)領域を含む三次元原体照射(3DCRT)は有効性が高いが、近接の肺や心臓への副作用が懸念される。本研究は、当該副作用の低減が期待される強度変調回転放射線治療(VMAT)による、IMN領域を含む乳癌手術後放射線治療に適する患者選択法や至適線量を明らかにすることを目的とする。①IMN領域を含まず3DCRTで治療した症例の遡及的解析によるIMN領域を含むべき対象症例の解明、②VMATの安全性と線量評価、③残存病変への線量増加と予防領域及びリスク臓器の線量低減を目指す至適線量の設定である。