ホウ素中性子捕捉療法におけるabscopal effect機序の初期探索研究

• 研究課題/領域番号: 24K18767
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分52040:放射線科学関連
• 研究機関: 長崎大学
• 研究代表者: 童 穎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (30982342)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: ホウ素中性子捕捉療法 / BNCT / Abscopal effect / 免疫応答 / 腫瘍モデル

研究開始時の研究の概要

ホウ素中性子捕捉療法（BNCT）は、腫瘍にホウ素化合物を送達し、低熱中性子を照射して腫瘍細胞を選択的に死滅させる治療法である。BNCT照射後に照射されていない腫瘍も縮小する「abscopal effect」が知られている。申請者は、マウスメラノーマ腫瘍モデル系でabscopal effectを観察した。本研究ではこのモデルを用い、BNCT照射後免疫関連mediator因子の変化、その遠隔転移腫瘍への免疫応答に及ぼす影響を解明し、abscopal effectのメカニズムや免疫関連の因子が治療への応用にどのような可能性を持つかを明らかにする。