研究課題
若手研究
乳癌術前化学療法後の評価では、造影剤急速投与後に複数回撮像するdynamic contrast enhanced MRI(DCE-MRI)が中心的画像検査となっているが、時に診断困難な症例が存在する。近年では、造影剤投与直後からの繰り返し撮像により血流や血管性状等をより詳細に評価するUltrafast DCE-MRIや、組織内の水分子の動きから細胞密度や微小灌流、内部構造の複雑さ等を評価する手法 (拡散MRI) が、乳癌の診断に有用とされる。今回Ultrafast DCE-MRIや拡散MRIにより通常の画像診断では見えない細かな内部構造を評価することで、治療効果の診断能が向上するか検討する。