研究課題
若手研究
PPFやPF-ILDは、慢性的に線維化が進行する予後不良な間質性肺疾患である。CTによる間質性肺疾患進行の判定は、視覚的評価が一般的に行われるが、再現性に限界があるなどの課題がある。最近、抗線維化薬の保険適応が特発性肺線維症からPF-ILD全般に拡大したことで、肺線維化の経時的評価の重要性が増しており、間質性肺疾患診療におけるCT画像定量化のニーズが高まっている。本研究では、CTボリュームメトリー、人工知能技術による肺陰影定量解析、ヤコビアンマップおよびフラクル解析を行い、各評価法から得られる多面的定量化情報を統合的に解析し、その臨床的価値を検討する。