研究課題
若手研究
近年、主治医による放射線科所見文の見落としが社会問題になっており、これは時として患者の多大な不利益に繋がる。自然言語処理(NLP)を用いたシステムにより重要所見を抽出することで、主治医に自動的にアラートを出すなどの対応が可能になると考えられるが、開発には医師によってアノテーションされた多くの教師データが必要となる。近年、能動学習により少ない教師データで効率の良い学習が可能であるとする報告がされている。本研究では、日本医用画像データベースに登録された情報を活用しつつ、能動学習用いて、放射線科所見文の重要度を推定するNLPシステムの開発を目指す。