研究課題
若手研究
進行非小細胞肺がんの治療計画では、放射線誘発性肺炎を回避する目的で肺機能画像上に描出した高機能肺組織の被ばくを選択的に低減する方法が試みられている。治療の安全性や成績は改善されつつあるが、一定数の症例で致死性を伴う肺炎が発生している。人工知能によって、今までにない新たな画像である“肺炎発生ハザードマップ”を生成する。これは、被ばくすると危険な肺炎を誘発する肺組織を三次元空間上に描出した画像である。ハザードマップ上に描出した高危険度肺組織の被ばくを選択的に低減できれば、進行肺がん放射線治療の安全性と治療効果を改善できる可能性がある。