研究課題
若手研究
重粒子線治療ではその適応の見込みを含む十分な説明を受けることが重要であるが、放射線腫瘍医ではない医師にとってその判断は容易ではない。また重粒子線治療を提供できる施設は限られていることから、重粒子施設の放射線腫瘍医へのアクセスも限られている現状がある。本研究では、自然言語処理を用いて重粒子線治療の適応判断ができるシステムの開発を目的とする。このシステムにより、適応があるにもかかわらず受けられるかどうかよくわからない治療のためには遠方の施設を受診できないと諦めてしまう状況や、適応の見込みについて説明を受けるためだけに遠方から受診せざるを得ないような状況、これらを解決することができると期待される。