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造血幹細胞移植前処置における強度変調回転照射法を用いた全身照射の検討

研究課題

研究課題/領域番号 24K18823
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

三木 洋介  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10980336)

研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード全身照射 / 造血幹細胞移植 / 回転型強度変調放射線治療 / 強度変調放射線治療
研究開始時の研究の概要

全身照射(total body irradiation; TBI)は、多くの血液疾患において造血幹細胞移植の前処置として欠かせない治療である。強度変調放射線治療を用いて、正常組織の被曝線量をより低減することで、放射線障害の合併症を減らすことができる。近年、当院では汎用機であるリニアックを用いて、TBIを強度変調回転照射法(Volumetric Modulated Arc Therapy: VMAT)で施行する手法を本邦で初めて使用した。本研究では、VMATを用いたTBIの手法を確立し、TBIにおける強度変調回転照射法を一般的なものとして普及させることを目標としている。

研究実績の概要

造血幹細胞移植は多くの全身照射は、多くの血液疾患において造血幹細胞移植の前処置として欠かせない治療である。しかし、全身照射では正常臓器への被曝によって生じる放射線障害が時に大きな問題となる。強度変調放射線治療を用いて、正常組織の被曝線量をより低減することで、放射線障害の合併症を減らすことができる。しかし、現在TBIにおいて強度変調放射線治療を行うには高精度放射線治療専用装置が必要であり、施行可能な施設は限られている。本研究では放射線治療汎用機であるリニアックを用いた強度変調回転照射法でTBIを施行する手法を施行している。この研究により、より多くの患者がTBIにおいて強度変調放射線治療の恩恵を受けることが期待される、非常に意義のある研究である。
本年度は23症例に対して造血幹細胞移植前全身照射を施行、そのうち3症例で眼球、生殖器などを遮蔽した照射を行った。
VMAT-TBIによる造血幹細胞移植の成績を、2024年11月に開催された日本放射線腫瘍学会第37回学術大会において報告した。移植後生着率は96.6%、移植後1年時点における全生存割合は81.5%、無再発生存割合は70.9%であった。これらは従来の照射方法による全身照射での移植後成績の文献報告と遜色のない成績であった。
また、2024年12月に開催された第66回日本小児血液・がん学会学術集会シンポジウムにおいて、VMAT-TBIの初期経験および実際の臨床使用法について発表し、本研究の手法についてその有用性および適用可能性を広く紹介し普及を図った。
今後は引き続き症例集積を進めるとともに、現在立ち上げ中の前向き臨床試験を開始する予定である。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

症例の蓄積は順調であるが、前向き臨床試験の開始が遅れている。

今後の研究の推進方策

速やかに前向き臨床試験の立ち上げを行う。現在蓄積されている症例の臨床成績をまとめ報告予定である。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] VMATを用いた全身照射(TBI)の治療成績2024

    • 著者名/発表者名
      三木 洋介、野沢 勇樹、山下 英臣
    • 学会等名
      日本放射線腫瘍学会第37回学術大会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 汎用型リニアックを用いた全身照射(VMAT-TBI)2024

    • 著者名/発表者名
      三木 洋介
    • 学会等名
      第66回日本小児血液・がん学会学術集会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2024-04-05   更新日: 2025-12-26  

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