単球系骨髄由来免疫抑制細胞を介した食物抗原特異的免疫抑制機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K18867
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
• 研究機関: 順天堂大学
• 研究代表者: 米山 俊之 順天堂大学, 医学部, 助教 (50843140)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 食物アレルギー / 骨髄由来免疫抑制細胞 / 抗原特異性

研究開始時の研究の概要

本研究はヒトの食物アレルギーにおいて“抗原特異的”な免疫抑制に単球系骨髄由来免疫抑制細胞を介した機構が関与していることを明らかにする研究である。一部の患者は抗原特異的IgE値が高値でも症状なくアレルゲンを摂取できる。何らかの抗原特異的な免疫抑制機構が働いていると考えられるが、その機序は解明されていない。
本研究では鶏卵アレルギーをもつ小児を対象に、鶏卵特異的なエフェクターT細胞や制御性Ｔ細胞に着目し単球系骨髄由来免疫抑制細胞を介した免疫抑制機構を解明する。食物アレルギーの症状誘発のリスク評価や予後予測に使える簡便なマーカーを創出し、患者や家族のQOL改善を目指す。