研究課題
若手研究
新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)は、新生児に脳性麻痺などの神経学的後遺症を引き起こす疾患であるが、現在のところ有効な治療法がなく、新たな治療法の確立が期待されている。HIEにおける急性期の炎症には、脳内の免疫担当細胞であるミクログリアが関わっており、神経保護作用を持つM2ミクログリア様細胞である、骨髄由来誘導性ミクログリア様細胞(BM-iMG細胞) を移植することで、HIEによる急性期の炎症による脳障害を改善させ、新規治療法の開発を目指す。HIEモデルマウスにBM-iMG細胞の脳室内投与を行い、治療効果の検討を行う。