研究課題
若手研究
近年川崎病および冠動脈病変発症に自然免疫異常が関与している可能性が注目されている。自然リンパ球(ILCs)は自然免疫および獲得免疫両方の特徴を有し炎症性疾患との関連性が示唆されている。ILCsのサブグループILC2はIL-33/ST2系シグナル伝達経路を介してTh2系サイトカインを放出しマクロファージを活性化するなど、川崎病急性期に特徴的な病態を惹起する可能性を秘めている。申請者らはILCsが川崎病の病態形成に重要な役割を果たしているのではないかという着想に至り、川崎病および冠動脈病変発症におけるILCsの関与を明らかにする。