研究課題
若手研究
本研究は軽症・中等症血友病A患者を凝血学的および分子細胞免疫学的に解析するという臨床・基礎の両面からのアプローチにより、血友病診療における最も重要な課題であるインヒビター発生メカニズムを解明し、インヒビターの発生率を抑制した新規第VIII因子創出や治療法開発を目指す研究である。本研究では軽症・中等症血友病A患者において発生したインヒビターの凝血学的・免疫学的な特性および第VIII因子遺伝子変異を解析し変異型第VIII因子を発現させ構造・機能解析を行い、野生型および製剤由来第VIII因子と比較することで、抗体産生を誘導する原因を検索する。