膵癌悪液質の進展における腸内細菌・真菌とIL-33の相互作用

• 研究課題/領域番号: 24K18909
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分53010:消化器内科学関連
• 研究機関: 滋賀医科大学
• 研究代表者: 井上 博登 滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (70889039)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 悪液質 / 腸内細菌・真菌 / IL-33

研究開始時の研究の概要

がん悪液質は化学療法の有効性低下と生命予後の短縮にも関連しており、がん治療の過程で極めて重要な病態である。特に、膵癌は早期に体重減少や免疫機能の低下を引き起こし、治療に影響を及ぼす。近年、さまざまな病態における腸内微生物環境と免疫応答の相互作用が注目されているが、膵癌悪液質の進展における具体的なメカニズムは未だ十分に解明されていない。本研究の目的は、膵癌悪液質における腸内細菌・真菌と炎症性サイトカイン、特に膵線維化の進行に関与するInterleukin(IL)-33との関連性を明らかにすることである。