研究課題
若手研究
クローン病 (CD) では、腸管狭窄が臨床的課題である。アメリカ国立生物工学情報センターのデータベースを参照すると、CD 患者の腸管では、CXCL-14 が線維芽細胞と平滑筋に特異的に発現していることが確認された。そこで、本研究では、CXCL-14の腸管線維化への寄与を調べる。初めに、遺伝子サイレンシング、若しくは、強制発現実験を行い、CXCL-14の発現変動が腸管線維芽細胞に与える影響を調べる。続いて、マウス実験によって、腸管線維化進行過程における CXCL-14 の発現動態の変化を検証し、さらに、遺伝子欠損マウスを用いて、CXCL-14遺伝子の発現が腸管線維化に与える影響を調査する。