炎症性腸疾患における組織常在性記憶T細胞の機能解析

• 研究課題/領域番号: 24K18945
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分53010:消化器内科学関連
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 木下 直彦 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (60994043)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 炎症性腸疾患

研究開始時の研究の概要

炎症性腸疾患の粘膜固有層の一つの特徴として、様々な免疫反応カスケードを経ることで異常に増殖する炎症を導くT細胞の存在が挙げられる。ヒト腸管検体を用いた所属研究室の先行研究において、クローン病の腸管で優勢となる特徴的なT細胞サブセットが存在することが明らかとした。本研究ではこの知見をさらに発展させ、このクローン病特異的T細胞サブセットと病勢との因果関係を明らかとし、その細胞特性を決定するマスターレギュレーターを同定することにより、炎症性腸疾患の新規治療薬開発に向けた基盤提供を目指す。