研究課題
若手研究
1000種を超える腸内細菌は個々が連動することで菌叢全体として協調し、さらに宿主の体内時計由来のリズムとも呼応し、最適な腸内環境を構築している。多くの生物は24時間周期の体内時計を保有し様々な遺伝子の発現調整により恒常性を維持しているが、腸内細菌では体内時計の機能のみならず、その存在自体が未知である。本研究では腸内細菌と宿主の体内時計に着目して解析を行い、宿主の恒常性維持にも繋がる腸内環境構築における腸内細菌と宿主の協調機構の解明を目指している。