研究課題
若手研究
大腸癌の罹患者数は年々増加しており、治療方法に関しては様々なアプローチがなされているが、治療薬は、副作用が大きいものや重症化のリスクのあるものが主流となっている。そのような背景のもと、脂質異常症の治療薬として使用されているFenofibrateを大腸癌の治療薬として転用することで、これまでの治療法に比べて副作用が少なく、さらに大腸癌の発生を抑える予防薬として使用することを目的としている。以上のことを明らかにすることにより、大腸癌の初期段階の患者に対しての予防薬としての利用、さらには、多くの大腸癌患者に対して治療方法の選択肢を増やすことができる。