研究課題
若手研究
急性大動脈解離は突発的に発症する致命的な疾患であるが、現在のところ大動脈解離のリスクを明確に把握・定量評価することは困難である。本研究では、大動脈解離リスクの評価法確立に向けて血中遊離DNAに着目する。血中遊離DNAは炎症などによってその量が変動する他、由来細胞の状態・特性を反映するエピゲノム情報を有する。本研究では動物モデルと臨床検体を用いて大動脈解離発症に関連する血中遊離DNAの動態・特性を調べ、血中遊離DNAを用いた大動脈解離発症リスク評価の可能性を探索する。