研究課題
若手研究
HFpEFの約半数に合併する心房細動に着目し、近年明らかにされてきた遺伝的背景と環境因子を評価することで、心房細動とHFpEFに共通する新たな遺伝学的発症機序を明らかにすることを目的とする。加齢に従い有病率が高くなる疾患であり、発症に環境因子のみならず、遺伝的背景特に加齢によるエピジェネティック変化が関与していることが推測されている。今回、当院の心房細動データベースとバイオバンクジャパンデータベースを統合し、DNA検体を確保可能な例を対象として、心房細動とHFpEFの遺伝的背景を評価し、エピジェネティック解析特に全ゲノムバイサルファイトシーケンス解析により、DNAメチル化状態の変化を解析する。