運動誘発性肺高血圧症における肺動脈機能異常の病態解明と予後への影響

• 研究課題/領域番号: 24K19021
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分53020:循環器内科学関連
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 佐藤 大樹 東北大学, 大学病院, 助教 (70925627)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 肺高血圧症 / 運動

研究開始時の研究の概要

運動時に肺高血圧が悪化する運動誘発性肺高血圧症の病態解明が求められている。運動時の肺動脈の反応に着目し、肺動脈平滑筋培養細胞に対しストレッチ負荷を加え、RNA sequence、メタボローム解析を施行した。肺高血圧症細胞ではc-MYCの上昇を契機にクエン酸回路の活動低下とアシドーシスが進行し、可溶性グアニル酸シクラーゼの反応性が低下した。本計画では、肺高血圧症細胞のc-MYCプロモーター領域の評価を免疫クロマチンシークエンスで解析し、発見因子を動物モデルに導入する。ラットにカテーテルを留置し、運動時の血行動態を評価し、運動誘発性肺高血圧症における未解明の病因、新規治療法を発見する。