研究開始時の研究の概要 |
中心静脈穿刺において, 超音波断層像の表示位置と実際の穿刺位置を一致させることができれば, 術者の認知負荷が軽減し, 合併症回避に有用と考えられる. そのため我々は, 事前に患者の血管エコーから血管の三次元モデルを構築し, 体表面上に重ねて表示させることで, 安全に穿刺を行う手法を考案した. 本研究では, プレスキャンした血管エコーから自動的に三次元モデルを作成するパイプライン処理を確立し, 三次元モデルの正確性をCTとの比較により検証した上で, 最終的に臨床的に有用な複合現実アプリケーションの開発を行う.
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