研究課題
若手研究
家族性高コレステロール血症(FH)は遺伝子変異により出生時から高LDL-コレステロール(LDL-C)血症を呈し、若年から動脈硬化が進行する常染色体優性の遺伝性疾患である。臨床的に診断されたFHの約30%では遺伝子検査で古典的遺伝子変異を認めないことが報告され、これらの方ではLDL-C上昇を来すSingle Nucleotide PolymorphismによるLDL-C高値を呈している可能性が示唆されている。本研究の目的は、FH 古典的遺伝子の有無により動脈硬化の進展度に差があるかどうか、治療介入前後でのFMD 、NMD 、上腕動脈IMT の変化量に差があるかどうかを評価することである。