研究課題
若手研究
徐脈性不整脈および重症心不全治療・突然死予防において植込み型心臓電気デバイス(CIED)治療の有効性は確立されており、本邦でのCIED植込み件数は増加している。人工弁置換術後を含む重症弁膜症はCIED植込み手術の周術期出血性合併症のリスクであるとの報告があるがその機序は不明である。本研究では、人工弁置換術後を含む重症弁膜症を有するCIED植込み症例に対して、後天性フォンウィルブランド症候群合併の有無を精査することで、弁膜症疾患を有するCIED植込みの周術期出血性合併症の機序を解明し、リスク層別化を行う。その結果、同症例におけるCIED植込み手術周術期の出血リスクの軽減に繋がることが期待される。