研究課題
若手研究
心房細動の治療を目的としたカテーテルアブレーションが近年広く行われているが、術後の抗凝固薬継続の可否については、従来のリスクスコアであるCHADS2スコアを用いて臨床医が判断しているのが現状である。そこで本研究では、CHADS2スコアを補完、代替する臨床予測スコアの作成を目標として、大規模なレセプトデータベースを用いた解析を行う。病名以外に、血液検査データや調剤データを含めた解析を行うことによって、従来のリスクスコアの予測能を上回ることを目標とする。さらに加えて、出血や死亡のリスク、他疾患の有病率及び発生率について解析を行い、心房細動患者の治療において有用となるエビデンスの構築を目指す。