KRAS変異肺癌におけるKRAS特異的阻害薬の適応耐性機構の解明と新規治療法の開発

• 研究課題/領域番号: 24K19078
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分53030:呼吸器内科学関連
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 北井 秀典 北海道大学, 医学研究院, 助教 (30975412)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 分子標的治療 / KRAS変異 / 肺癌 / 適応耐性

研究開始時の研究の概要

近年KRAS G12C変異特異的阻害薬(G12Ci)が開発されたが、その奏効率は高くなく奏効しても早期に増悪をきたす症例が存在する。そのためKRAS変異肺癌に対する分子標的治療の効果の改善は重要な課題である。KRAS変異癌では適応耐性と呼ばれるメカニズムによって早期に薬剤耐性が生じることが知られているが、G12Ciにおける適応耐性のメカニズムは未だ十分に解明されていない。本研究ではG12Ciの適応耐性の原因となりうる因子を探索し、それを標的とした新たな治療法の開発を目指す。