研究課題
若手研究
本研究の目的は、ホモシステイン代謝に関わるMTHFR遺伝子の変異による血中ホモシステインの増加により、喫煙曝露が小胞体ストレスを介してCOPDを発症させるメカニズムを明らかにし、ホモシステイン代謝系をCOPDの治療ターゲットとすることであり、そのために疫学研究と基礎研究を行う。疫学研究では山形(高畠)研究のデータを使用してMTHFR遺伝子変異の有無による血中ホモシステイン値と呼吸機能、死亡との関連について解析し、基礎研究ではMTHFR遺伝改変マウスを用いてMTHFR遺伝子変異が喫煙誘導肺気腫形成に及ぼす影響を調査する。