研究課題
若手研究
近年、細菌叢が様々な炎症性疾患に関与することが明らかとなってきた。我々は肺細菌叢由来の細胞死誘導ペプチドcorisinを新規に発見し、corisinやcorisin様ペプチドが肺線維症の急性増悪に関与することを報告した。また、corisinの配列が多くの細菌の保存配列に存在すること、LPSやSARS-CoV-2スパイク蛋白質による急性肺障害にもcorisinが関与することも明らかにした。本研究は微生物相互作用の中でcorisinが産生されるメカニズムと急性肺障害の病態への関与を明らかにし、急性肺障害の新規の発症メカニズムを解明することを目的とする。